2年連続開幕投手を務めるソフトバンク千賀滉大投手が、巨人菅野と投手戦を演じた。1回、1番吉川尚から157キロ外角直球で見逃し三振を奪うと坂本勇、丸も直球で押し込み3者凡退。2回からはさらにリズムに乗った。5回には中島に1ボールから148キロの内角ツーシームを投げ、バットをへし折り二ゴロに抑えた。今季から使うツーシームに「いい感じ。収穫があった」と手応えをつかんだ。

5回まで菅野と互いに完全投球を続けた。17年WBCなど侍ジャパンでも柱の2人が、オープン戦とはいえエースの意地をぶつけ合った。千賀は7回2死から丸に遊撃への初安打を許し、完全試合は途切れたが7回を88球で1安打無失点に抑えた。

「ベンチで菅野さんを見ていてすごいなという一言では片付けられないくらい刺激をもらった。投げていてミスが少ない」。菅野から見て学んだことも含め、収穫いっぱいのオープン戦となった。

ソフトバンク王球団会長(菅野と投げ合った千賀の投球に)「2人とも貫禄の投球だったね。開幕投手らしい内容だった。やはり投球がいいと打者は打てないね」