巨人小林誠司捕手が、攻守で開幕スタメンに向けてアピールした。

前回炭谷とのバッテリーで4回6失点した菅野と組み、6回無失点。2人が組んだ今季のオープン戦は2試合計9回無失点を継続している。「(菅野は)いい状態に仕上がってきていると思います。スライダーも真っすぐも両サイドにしっかり投げられていた。今日は真っすぐがすごく走っていた」と分析した。

2点先取した直後の8回1死二、三塁では、2ボール2ストライクと追い込まれた場面で、150キロの直球を投前に転がす2ランスクイズを決めた。「ベンチが思い切って出したサインだと思うので、しっかりと決められて良かった」と安堵(あんど)した。菅野と小林のコンビについて、相川バッテリーコーチは「何年もかけて2人が築き上げてきたもの」と信頼する。炭谷も13日のソフトバンク戦では2安打に2度盗塁を刺すなど、正捕手争いは激しさを増している。