楽天は2日に楽天生命パーク宮城で行われる日本ハムとの本拠地開幕戦から球場内の完全キャッシュレス化を開始する。

チケットやグッズだけでなく、ビールなどを販売する売り子の決済も、スマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」や電子マネー「楽天Edy(エディ)」、各種クレジットカードなどを利用することになる。

完全キャッシュレス化に先立ち、1日には報道陣向けに施設説明会を実施。既に完全キャッシュレス化を実施しているJリーグヴィッセル神戸のノエビアスタジアムで発生した事例を踏まえ、球場内で働くスタッフの教育を徹底してきた。電子マネーに慣れていない観客や、完全キャッシュレス化を知らずに来場する人がいることも懸念されるため、球団は有人のサポートデスクを設置して対応。Edyチャージ機も昨年までの24台から約100台と大幅に増設している。

2日はビジター席も含めて来場者全員にEdy(エディ)カードを配布し、中学生以下の来場者にはキッズEdyカードをプレゼントする。楽天球団の江副翠経営企画室長は「あらゆるキャッシュレス決済手段を持つ楽天グループとして、日本社会のキャッシュレス化を推進する一助になると思う。なじみのない方にもご不便を掛けないように対応していきたい」と話した。