巨人が「変幻G在」ローテで首位固めする。今週と来週は2連戦の後、休養日を挟み3連戦の変則日程。それぞれのカード頭を務めるエース菅野智之投手、山口俊投手を軸に外国人枠、2軍調整中の投手陣を相性、状態など総合的に見極めた上で入れ替える。

今週の中日2連戦(ナゴヤドーム)は山口、メルセデス。12日のヤクルト初戦(東京ドーム)は、菅野が順番通りに先発する。沢村の抹消で空いた13日の同戦にはヤングマンが濃厚だ。外国人枠は守護神のクック、好調のゲレーロが不動。メルセデス、ビヤヌエバが入れ替えの候補に挙がる。

この日、新幹線で名古屋入りした原監督は「全体のバランスを考えて、ベストの用兵をする」と説明した。メルセデスが抹消された場合は、谷間となる17日広島戦(熊本)には10日のイースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)に先発する今村らが浮上。メルセデスは好相性の21日の阪神戦(甲子園)に回る可能性がある。

日程は流動的だが、19日からの阪神3連戦には、ルーキー高橋が先発の有力候補に挙がる。11日のイースタン・ヤクルト戦の先発を経て、プロ2度目の登板を迎えることになりそうだ。