巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が7回5安打無失点の好投で2勝目を挙げた。阪神戦は来日通算6戦4勝無敗とし“虎キラー”ぶりを見せつけた。

140キロ前後の左右に小さく動く速球とスライダー、チェンジアップで阪神打線を手玉にとった。6回までは毎回走者を背負ったが、ボールを低めに集め、三塁を踏ませなかった。外国人枠の関係で中10日での先発も、危なげなく108球を投げきった。

「自分の力を100%出し切ることだけを考えた。甲子園はとてもいい球場なので、いい気持ちで投げられていることがいい結果につながっていると思う。できるだけ最少失点に抑えてチームの勝ちに貢献するだけです」と謙虚に喜んだ。

昨年7月に育成から支配下登録され、阪神戦は4戦2勝、防御率0・61。今季も2戦2勝とお得意様からしっかりと白星をマークした。