東大は、投手陣がリーグワースト記録を更新する17与四死球を重ねた。

これまでの記録は16。いずれも東大が記録したもので、29年(昭4)春の慶大1回戦、80年(昭55)春の法大1回戦、10年(平22)春の明大1回戦の3試合あった。

この日の17与四死球のうち、死球が7つを数えた。浜田一志監督(54)は「よく10点に納まった。(7死球については)逃げてばかりではダメ。インを使えと、僕が指示した。それで死球は制球力のなさ。慶応さんに謝らないといけない」と、ため息をついた。

開幕から5連敗を喫し、今季リーグで唯一勝利がない。6投手の継投で戦ったが、最後に打者1人に投げて抑えた田中啓資投手(2年=筑波大駒場)をのぞけば、いずれも失点を重ねた。浜田監督は「カードの切り順を間違った。調子が悪ければ出さないなど、僕の判断が悪かった。監督の責任です。見極めて、明日こそ、令和の逆襲です」と、2回戦へ気持ちを切り替えていた。