オリックス山本由伸投手(20)が5回2/3を投げ6失点(自責点2)で降板した。最速155キロの直球を軸に3回まで無安打無失点と抜群の立ち上がりをみせた。打線も2回に2点を奪い、序盤の援護に成功。しかし、4回2死から井上にソロを浴び、5回には2死二塁から藤岡に左前適時打で同点に追いつかれた。

6回に悪夢が待ち受けていた。先頭の鈴木の右翼への打球を小島が捕球できず、三塁まで進塁を許すと、清田に適時打を浴び、勝ち越しを許した。続く井上を二ゴロで併殺を試みたが、福田の送球を遊撃の大城がこぼし、この回2つ目のエラーを記録。2死一、三塁から吉田に中前適時打を許し、藤岡の四球を挟み2死満塁で迎えた荻野貴の一塁への打球をT-岡田がトンネル。この回3つ目の失策でさらに1点を追加された。味方野手陣が足を引っ張り、無念の途中降板となった。

山本は「3回までいいリズムで投げられていましたが、長打は流れが変わってしまうことがあるだけに、4回のホームランは防ぎたかったです。なんとか踏ん張りたかったんですが、流れを止めることができませんでした」と残念がった。