セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」の3、4月度受賞選手が17日、発表された。セ・リーグはヤクルト青木宣親外野手(初受賞)、パ・リーグは中田翔内野手(初受賞)となった。

青木は4月6日の中日戦(神宮)の延長12回2死走者なしで、代打サヨナラ本塁打。自身初の代打本塁打で、4時間超の試合に終止符を打った。

青木は「すばらしい賞をとることができて、うれしい。最後の最後に決められたことがうれしかった。見てくださったファンのみなさん、ありがとうございました」と感謝した。当日は休養日でスタメンを外れていたが、最後の出番が回ってきた。「みんなが粘って粘って同点にしてくれて、なんとか最後は自分が決めたいと思っていた」と振り返った。

中田は開幕戦の3月29日のオリックス戦(札幌ドーム)の延長10回1死満塁で、サヨナラ満塁弾。1死三塁から2者連続敬遠で満塁策を取った相手から左中間スタンドへ放り込み、4番の意地を示した。

中田は12年度の年間大賞を受賞しているが、月間では初受賞。「ああいう場面で本当に気持ちが入りました。球場のボルテージも一気に上がっていましたし、いい意味で興奮して打席に入りました。自分を選んでくれたファンの方に感謝します。これからも、もっといい試合を見せられるように頑張りたいです。チームのために、もっと貢献しないといけないですし、今も状態がよくないので、もっと巻き返していきたいです」とコメントした。

受賞選手にはトロフィーと賞金30万円が贈られる。