懐かしくも手厳しいヤジのフレーズが、ソフトバンク応援団から飛んだ。「やったぁ、やったぁ、またやった」「阪急電車ではよ帰れ」。阪急、南海がしのぎを削ったころを思い起こさせる「関西クラシック」らしい応援合戦も、3失策のオリックスには厳しすぎるフレーズだった。

ロメロの適時打で追いついた直後の4回、まさかの失策が続いた。先頭・内川のゴロを三塁・頓宮がはじき、続く美間の飛球を二塁・白崎が落球。ここから1死二、三塁とされ、松葉は釜元に決勝打を浴びた。西村監督は「あの2点で流れがむこうに行ってしまった」と天を仰いだ。

相手先発の左腕・大竹対策で白崎をDeNA時代の17年8月20日巨人戦以来の二塁で起用するなど、右の強打者を並べる工夫も実らず。2試合連続2桁安打も得点は2点どまり。リーグワーストのチーム36失策が響き、借金は再び今季最多タイの8になった。