横浜スタジアムでも、勝利の傘は開かなかった。最下位ヤクルトはあと1歩及ばず、連敗は70年以来49年ぶりの15。小川監督は「終盤に追い上げたので。失点はしましたけど、とにかく、明日につなげていくしかない」と肩を落とした。

DeNA今永を打ち崩せなかった。1点を追う7回2死、中村がスライダーにうまく合わせて二塁打。続く代打西田はカウント3-0から申告敬遠で、好機をつくった。ベンチは二塁走者中村に代わって田代を送り、打席には代打雄平。勝負をかけたが、空振り三振に倒れた。それでも今永が降板した8回2死二、三塁、バレンティンが放った一塁手強襲の意地の二塁打で2点。25イニングぶりの得点でベンチも盛り上がったが、あと1点が遠かった。

5月上旬は白星を重ねて2位につけていたが、14日以降は暗く長いトンネルへ。月間で球団ワーストに並ぶ20敗目となった。青木は「(戦い方を)変える必要はない。粘り強さや、監督の言う『執念』。こういう試合を続けていくことが。勝ちにつながる」と言い切った。1日の先発は、ドラフト1位清水。70年に記録したチームワーストの16連敗は阻止すべく、前を向いて戦う。【保坂恭子】