中日がまたも天敵、楽天岸にやられた。ロメロが7回4安打2失点。変化球を効果的に使い粘投したが、岸の前に1得点。西武時代も含め岸に8敗目(1勝)を喫し、借金は今季最多タイの9に逆戻りした。

与田剛監督は「(ロメロは)よく投げた。打線も積極性が出ていたが、結果にはつながらなかった。私も反省しながら、明日に臨みたい」と、敗戦にも試合を作ったロメロ、打線の復調気配に、9日以降への反攻に期待を寄せた。

11日からはパ主催の2カード6試合。指名打者を使えるため、当初は外国人枠の都合でロメロからアルモンテへの入れ替えも想定されていたが、阿波野投手コーチも「ロメロはここ2試合で結果を出している。次も考えている」とローテ残留を明かした。右手首痛で離脱し、2軍調整中の福田を昇格させる打線強化で反攻を目指す。【伊東大介】