東京ドームに「ムーンショット」が打ち上がった。「マイナビオールスターゲーム2019」第1戦で、全パの西武森友哉捕手(23)が、球宴令和1号を放った。「7番捕手」で先発マスクをかぶり、2回の第1打席に広島大瀬良の直球を超アッパースイング。打球に42度の角度をつけ、2階席へ先制2ランを運んだ。球宴通算3本目のアーチが決勝弾となり全パが勝利。2年連続MVPを獲得し、令和のお祭り男に名乗りを上げた。

森の球宴出場は3度目だが、本塁打は初出場の15年第2戦、2度目の18年第1戦に次いで3本目。初出場から出場3度続けて本塁打は77年第2戦、79年第3戦、80年第1戦で打ったリー(ロッテ)に次いで2人目となり、日本人選手では初めてだ。森のMVPは18年第1戦に次いで2度目(2年連続MVPは00、01年ペタジーニ以来)。18年第2戦は源田がMVPを獲得しており、これでMVPは森→源田→森と3試合連続で西武選手。同一球団の選手が3試合連続MVPは70年第2戦江夏、同第3戦遠井、71年第1戦江夏の阪神に次いで48年ぶり2度目。