オリックス吉田正が令和初の“ミスター弾”を放った。本塁打競争初戦のヤクルト村上との対戦で、右中間にある長嶋茂雄氏がグラブを構える「セコム」の看板に打球を直撃。トラックマンのデータで時速173キロ、飛距離136メートル、角度30度を記録する特大弾だった。

「100万円ですか? 自宅にセコム? 入ってないです」と笑った。圧巻は準決勝。3本塁打の巨人坂本勇の後に、初球から30秒での4連発で勝ち抜いた。「明日は(試合と)両方ともホームランを打ってMVP取りたい」。決勝は、甲子園でDeNA筒香-西武山川、広島鈴木-西武森の初戦と準決勝を行い、勝ち抜いた勝者と対戦する。