セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の7月度受賞選手が14日、発表され、セ・リーグから阪神ヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が初めて選ばれた。5月度の高山、6月度の原口に続いて同一球団で3カ月連続受賞は、12年に同賞が制定されて以来初めて。

7月に加入したソラーテは来日4試合目の同30日中日戦(甲子園)の1点を追う9回裏無死一塁から、レフトポール直撃の逆転サヨナラ2ランを放った。両チーム計30安打、4時間を超える乱打戦を劇的に制した。ソラーテはこの試合で1-2の5回にも球団通算8000号となる2ランも放つ大活躍で、ヒーローになった。「自分が数字にこだわらず、まずチームが勝つことが一番大事だった。その中で自分もここ(阪神)に来させてもらう以上、しっかりとチームに貢献したいという思いだった。そういう意味では、この試合が自分たちにとっていい試合になったのを、とても喜んでいるよ」と受賞に笑顔を見せた。

「セクシータイム」という個性的なニックネームでも話題に。「いつもセクシータイムという言葉を使っているけど、自分の内面からセクシーにいたいなという思いがあって使っている。日本に来ていろんな方々が、セクシー、セクシーとか、セクシータイムと言ってくださるので、自分としてもすごく声援になっている。これからも毎日全力で戦うすごい力になっています」。爆発力のある打撃に加えて、グラウンド上で見せる喜びのダンスや、両手を縦に開いてぱちんとたたく「クロコダイルポーズ」でもファンを魅了。「自分だけじゃなくてチームのみんなにこれからも応援を続けていってほしいなと思うし、できる限りダンスとかして盛り上げていきたいなと思っています。1打席1打席全力でチームのためになるように頑張りたい」。これからの1戦1戦も「セクシータイム」にすることを誓った。