亀井、坂本勇、岡本。巨人が誇る打線の軸で7回に貴重な2点を奪いエース菅野を援護した。

先頭の1番亀井が右前打で出塁すると、2番坂本勇が野村の初球、137キロのカットボールを左中間に運んだ。適時二塁打で勝ち越し、三塁側ベンチに両手を上げてガッツポーズ。「亀井さんが一塁から走ってくれた。勝てて良かった」と喜んだ。

さらに無死二塁から丸の進塁打(二塁ゴロ)で1死三塁とすると、3打席連続三振だった4番岡本の打席で苦しめられていた広島野村が降板。岡本はフルカウントから高めに浮いた120キロのカーブを左前に運び、大きな3点目を奪った。

原監督は「今日は後半の野球がジャイアンツにありましたね」と評価。9回は増田大の中前適時打、陽岱鋼の2点適時二塁打と途中出場組の活躍で3点を追加。13安打で7点を奪い、今季最後のマツダスタジアム3連戦で勝ち越しを決めた。