広島は4日、昨季まで在籍したブラッド・エルドレッド内野手(39)が現役を引退し、駐米スカウトとして契約すると発表した。エルドレッドは昨季限りで自由契約となり、日本でのプレーを望んだが所属先が見つからなかった。

昨年までの在籍7年は、日系人を除けば球団の外国人選手最長。14年に37本塁打でタイトルを獲得するなど、球団外国人歴代2位の通算133本塁打を放った。「カントリー」の愛称で知られ、ファンにもチームメートにも愛された。

球団は、9月15日ヤクルト戦(マツダスタジアム)で引退セレモニーを行う予定。雨天中止の場合は、同16日に行う。引退記念グッズの販売も行う。

エルドレッドは球団を通し、以下のコメントを発表した。

「広島東洋カープの一員として引退できることは大変名誉なことです。私と家族にとって、思い出深い7年間にしてくださったチームメート、監督、コーチ、スタッフ、球団職員、特にファンの皆様と一緒に日本で引退を祝えることをとても幸せに思っています。広島東洋カープの選手でいられたことを私はとても恵まれていたと感じており、これからもずっとカープの家族の一員でいられることを誇りに思っています。近日、皆様とお祝いできることを楽しみにしています」