阪神電鉄は10日、甲子園球場の南側に建物を建設し、球場の外野エリアにある「甲子園歴史館」を一部移転拡張してリニューアルオープンすると発表した。「365日にぎわいのある“ボールパークエリア”の形成」をテーマに、20年春頃から着工し、21年春頃の開業を目指す。

新施設は3階建てで、2階が新たな歴史館エリアになる。展示コンテンツをより充実させ、新たな体験ゾーンやライブラリ・カフェが作られる。3階は多目的ホールやキッズゾーンなど地域の交流拠点となり、1階は商業エリアとして飲食や物販店舗が並ぶ。新施設は2階部分のデッキで、甲子園球場と接続される。付近の交差点の安全性を向上させ、相乗効果での来客者増も期待する。なお、一部移転後の甲子園歴史館跡地には飲食物販店が並ぶ予定。甲子園球場の外野エリアも刷新される予定だ。