成長著しい阪神片山雄哉捕手(25)がこの日も2安打を放った。「6番捕手」で先発出場。

5回の第2打席、楽天先発左腕の渡辺佑から中前打。8回の第3打席には2番手千葉から右越えの二塁打でマルチ安打を記録した。

育成でスタートした1年目の今季は、シーズン途中に支配下登録を手にした。1軍出場はなかったが、来る日に向けて鍛錬を重ねている。今リーグでは13試合に出場して、11試合で安打を記録。期待がかかるパンチ力ある打撃に磨きをかけている。

「課題はたくさんあるが、来季に向けての準備の期間でもある。今年以上の結果を出すためにどうしたらいいかというのは考えながらプレーしている。日々、そう考えている行動と取り組みがうまく形に表れているのかなと思う。でも、今の形を継続できないと意味がないと思っているので」

見守る平田2軍監督も充実度を口に。「片山はこのフェニックス・リーグ、若手の中では一番成長している。アウトの内容もいいし、一番いい感じできている」と高く評価した。