毎晩テレビで予習中だ。ソフトバンクからドラフト2位指名された東海大・海野隆司捕手(22)が23日、神奈川・平塚市内の同大で永井編成育成本部長らから指名あいさつを受けた。

ドラフト2日後に始まった日本シリーズを、未来図としてシミュレーション。「ここに入るんだ、と思って。この人はこういう投手なんだと、自分が受ける目線で見ていました」とホークス投手陣を勉強中であると明かした。

二塁送球タイムが最速1秒78の強肩で、守備に自信を持つ。同席した福山アマスカウトチーフは「自分のリードが中心ではなく、投手の良さを引き出すタイプ。2月のキャンプが楽しみ」と評価。球を受けたい投手として千賀の名前を挙げた海野は「フォークについていけるか…。いずれは組みたいので」とお化けフォークに興味津々。憧れの甲斐を超えるべく「海(かい)キヤノン」を日々、アップデートしていく。【鎌田良美】