“米国留学”で投手育成! 西武は26日、若手6投手を米国シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に派遣することを発表した。球団として初の取り組みで、期間は11月4~29日。最初の1週間で各投手のフォームを分析して個別に最適なメニューを作成。その後の3週間でトレーニングを実践し、球速アップなど、投手力向上を図っていく。

「短期留学」に出向くのは斉藤大、中塚、田村、国場、藤田、東野の6人。同施設は、2年連続でサイ・ヤング賞を受賞した元ジャイアンツのリンスカムも利用。医師や動作解析の専門家が常駐し、科学的で効果的な指導が受けられると評判を呼んでいる。

今季はリーグ連覇こそ果たしたが、チーム防御率は2年連続の4点台で、投手力の向上は急務。辻監督も「1つでも殻を破ってほしいね。何かきっかけをつかんで帰ってくれればいい」と期待した。