ソフトバンク今宮健太内野手(28)が26日、14年以来のフル出場に意欲を見せた。

昨年痛めた左太もも裏の影響もあって10年目の今季は106試合の出場。守備交代や代走を送られることも多かった。荷物整理などで訪れたヤフオクドームで「今年は万全だと思って春季キャンプに乗り込んだけど、そうじゃなかった。今年みたいなことはないようにしたい」と決意を明かした。

三遊間をともに守る36歳、松田宣の姿も大きい。8歳年上のベテランは5年連続で全試合出場中。今宮は「あれだけすごい人は12球団を見てもいない。NO・1。リスペクトする存在」と敬意を払う。「言い方は悪いけど、あのオッサンには負けたくない。松田さんも年ですから。野球だけに専念できるように、僕らが引っ張っていきたい」と冗談交じりにライバル心を燃やした。

11月は秋季キャンプに参加し、トレーニングやケアの方法について学ぶつもりだ。「11月までしっかりやって、12月は休みながら。春のキャンプに万全でいけるようにしたい」と力強く話した。【山本大地】