国内フリーエージェント(FA)権を行使した楽天美馬学投手(33)が5日、都内でヤクルトとの初交渉に臨んだ。

約45分の交渉を終えた右腕は「本当に来てほしいという思いを伝えていただいた。柱としてやってほしいと。しっかり考えて結論を出したいと思います」と話した。条件提示は推定3年3億円以上とみられる。

今季のヤクルトはチーム防御率4・78、739失点でともに12球団ワースト。勝ち頭は石川の8勝で、規定投球回到達は小川1人と先発投手陣の立て直しが急務となっている。

美馬は今季、楽天の先発ローテを守って8勝5敗、防御率4・01。今季も含め、ここ4年で3回、規定投球回に到達している。「ケガもしているので(施設やトレーナーなど)環境の話もしっかり聞かせてもらいました。早く決めることでもないので後悔のない決断をしたい」と話した。

野球や生活を含めた環境面を重視する構え。すでに巨人、ロッテなども参戦を表明。じっくり考えて納得の結論を出す。