ヤクルトが6日、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した福田秀平外野手(30)と、福岡市内のホテルで初交渉を行った。

約50分の交渉を終えた伊東昭光編成部長(56)は「外野の年齢層が高くなってきているので、その中に入ってもらってセンターラインを強化したい。ぜひお願いしますと話をしました」。福田からは、どういう点を評価しているかという質問があったとし「盗塁ができる足、その足を使った守備、バッティングもパンチ力がある。うちに来たら、レギュラーは勝ち取るものではあるが、常にゲームに出られるような今の布陣ですよ」と説明したという。

今季の外野で主にスタメンを務めた青木、雄平、バレンティンはいずれも35歳以上で、年齢層の高さが課題となっている。塩見ら期待の若手も多いが、30歳と比較的若く、3拍子そろった福田を加えることで、大幅な戦力向上を目指す。