「侍フェラーリ」周東佑京内野手(23)が同点の本塁を踏んだ。

1点を追う7回無死一塁。吉田正に変わって、一塁の代走で登場。3度のけん制をかいくぐり、カウント2-2からの5球目にスタートを切って二盗を成功(打者浅村は空振り三振)。続く松田宣は空振り三振に倒れたが、源田の打席の3球目にスタートを切って三盗を決めた。カウント2-1となり、4球目、128キロチェンジアップを源田がセーフティーバント。投前に転がり、捕球した投手ウィルキンズはそのまま本塁に突っ込む周東にタッチしようとするも、間に合わなかった。

快足を生かしての同点劇に「三塁への盗塁は狙っていました。自分の役割を果たすことが出来てよかったです」と喜んだ。

▽周東の話 凄い気持ちいい。絶対に還って同点にしてやろうと思っていた。割り切って思い切っていった。

◆周東佑京(しゅうとう・うきょう)1996年(平8)2月10日生まれ。群馬県出身。東農大二から東農大北海道オホーツクを経て17年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。内野手登録だが外野を守り2軍でレギュラーを奪う。昨季2軍で90試合に出場し、50メートル5秒7の足を生かし27盗塁でウエスタン・リーグ盗塁王。今季は102試合出場し25盗塁。180センチ、74キロ。右投げ左打ち。