巨人坂本勇人内野手(30)が、来季も主将を務めることがサプライズ発表された。

29日、静岡・熱海市内のホテルで球団納会を開催。原監督から、冒頭のあいさつで「勇人、キャプテン頑張れよ。来季も頑張ろうな。選手会長、智之。頑張ろう。2020年の目的を遂行できるように、頑張っていきたいと思います」と共闘を呼び掛けられた。

主将5年目で初のリーグ優勝を機に、若手の台頭の願いも込めて、球団側に退任の意向を示唆した。原監督は「私は聞いた時に『その気持ちはよく分かる。しかし勇人、日本一になってから、バトンは譲ろうじゃないか』と話をした」と内幕を説明。「そういう意味では日本一という大きな目標を持って、頑張っていきたいと思います」と日本一奪回の号令をかけた。

今季は、前主将で来季から2軍監督を務める阿部から「立派に旅立ったよ」と絶賛されるキャプテンシーを発揮した。チームが停滞時には選手ミーティングを実施。バットではキャリアハイの40本塁打を放ち、打率3割1分2厘、94打点で打線をけん引し、リーグ初の遊撃手での最優秀選手にも選ばれた。主将6年目。日本一を達成し、次世代に引き継ぐ。【久保賢吾】