阪神の久慈照嘉内野守備走塁コーチ(50)が15日、来季は一塁以外の内野は横一線の競争だと明言した。

兵庫・姫路市のウインク球場で「ベースボールフェスティバル2019in姫路」と題した野球教室に出席。前日14日に獲得が発表された左の大砲ボーアに言及し「ボーアが決まった以上、ファースト以外は競争。マルテがサードもあるし、でもそこには大山も北條もいる。糸原、木浪、植田もいるし、激戦。俺には決めれん」と苦笑いを浮かべた。

一塁ボーアは固定で、様々なオプションが想定される。若手がレギュラー争いに向けて自主トレを続けている中、久慈コーチは「新聞でしか見てないけどジョー(北條)みたいに『打たなければ試合に出られない』と分かりやすく、自分のセールスポイントを一番伸ばそうという感覚でやってくれたら」と目的意識を持った取り組みを求めた。

メジャー通算92本塁打のボーアについては「結局ファーストやったら打ってくれる、長打力っていうところで取っている。助っ人として他球団にいるビシエド(中日)やロペス(DeNА)のようなイメージになってくれたら」と日本球界で活躍している助っ人を引き合いに期待を込めた。

▽阪神糸原(内野争いについて) 競争ですけどまずはチームが一丸とならないと勝てない。チームのまとめ役として、来年も引っ張っていけたらいい。

▽阪神北條(内野争いについて) ボーアがいなかったとしても、自分は結果を出さないと試合に出られない。