楽天は8日、今季よりファームディレクターに大村三郎氏(43)が就任することを発表した。

同氏は「サブロー」の登録名で親しまれ、ロッテ、巨人で22年間プレー。16年に現役引退後はロッテのスペシャルアシスタントに就任。昨年はメジャーのパイレーツの環太平洋アドバイザーに就いた。

球団を通じ「チームが強くなるために、良い組織を作るために、微力ではありますが力になることができることをうれしく思います。チームにとって、ファーム、育成は非常に大事ですし、下からの突き上げがこれまで以上に多くなれば、チームはより強くなります。ロッテ、巨人で経験したこと、アメリカで勉強したことをフルに活用し、楽天イーグルスのために、東北のファンの皆さんのために強いチームを作っていけるよう頑張ります」とコメントした。

また、石井GMも球団を通じ「このたび、大村三郎さんにファームディレクターをしていただき、育成強化や1軍、2軍の連携をより強くしていくことになりました。大村さんは、若くキャリアのある方なので、これまでの経験を生かし、2軍の首脳陣の方と育成プランを共有しながら、これからのイーグルスを支える選手たちに1軍で活躍するアドバイスをして頂(いただ)けたらチームにとって一番大事な育成の強化ができると感じます。また、アマチュアの取材や国際スカウトの経験からも、1軍、2軍の連携だけではなく、ドラフトや外国人選手獲得にもチームの組織に入って頂(いただ)けると思っています」とコメントし、期待を込めた。