西武は20日、昨年12月に「自律神経失調症」であることを公表し、契約保留選手となっている多和田真三郎投手(26)が練習を再開したことを明らかにした。

渡辺GMは「15日から練習を始めている。今は経過を追っている。契約はまだ。私自身としては契約をして今季に備えてもらいたいが、これまでの経緯を知っているので、それがクリアにならなければ契約はできない。キャンプに連れていきたいと思うが、その時はB班スタートになるのではないか。ただ、焦らせたくない」と状況を説明した。

現在は肩周囲のトレーニング、45メートルまでのキャッチボール、有酸素運動とウエートトレーニングを行っている。同GMは「逐一報告は受けている。プランを立ててやってほしい」と、順調に進むことを願っていた。

◆契約保留選手 支配下選手のうち、球団が翌年の契約締結の権利を保留する選手。12月2日に公示される。保留選手は他球団と契約交渉できない。保留が1月10日以後に及ぶ場合、前年年俸の365分の1の25%(多和田の場合、推定で約5万4800円)を1日分とし、日割り計算で手当が支払われる。契約保留期間は21年1月9日まで。