ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使してロッテに移籍した福田秀平外野手(30)が23日、福岡・糸島市内での自主トレを公開した。

フリー打撃を含め、体幹強化など約3時間、みっちりと汗を流した。昨秋の11月から個人契約を結んだホークスOBでかつて守護神を務めた馬原孝浩氏(38)の指導でコンディションは100%に近い状態に仕上がっている。

「レギュラー確保」を目指し、FA移籍を決断した。「開幕戦? まずその舞台に立てるように頑張っていこうと思います」と謙虚に話したが、古巣ホークスへの「力勝負」は肝に銘じている。ロッテのユニホームに袖を通して迎える3・20開幕は敵地・福岡でのホークス戦。開幕投手が有力視される千賀に「日本一の投手。対戦はいやだけど、ひと泡吹かせられるようにやりますよ。やってやるぞ、という気持ち。(福岡のファンの)ブーイングも歓迎です」と不敵に笑った。

新天地で中堅のレギュラーを確保し、プロ14年目の大ブレークをもくろむ。「とにかく張り切りすぎないように。ルーキーの気持ちで頑張りたい」と気を引き締めていた。