今秋ドラフト候補の最速148キロ左腕、天理大・森浦大輔投手(3年=天理)が集大成を誓った。この日は、午前から奈良市内の同校グラウンドで全体練習に参加。

大学ラストイヤーの開幕まであと2カ月。「大事な試合で勝つのがエースだと思っている。試合で勝って、プロのスカウトの人にもアピールしていきたい」と意気込んだ。

入学直後の17年春、初先発した大産大戦で、8回2安打12奪三振で初勝利。同年6月の全日本大学選手権では、同じ関西の強豪・大商大相手に9回16奪三振の圧巻の完投勝利し「スーパー1年生」と話題になった。

昨年9月に左足を負傷した影響もあり、昨秋は3試合で2勝。1カ月間ノースロー調整を余儀なくされた。「少しでも感覚を良くしたい」と、冬の期間は投げ込みで指先の感覚をとぎすますほか、体力強化などリーグ戦開幕に向け、土台作りに励む。「春秋で10勝。5勝5勝くらいしたいです」と全勝が目標。「1年の時に注目してもらえてよかった。いいアピールができたらと思う」。チームの勝利のため、自身の夢のため、確実な結果を残す。