ロッテから楽天へ移籍した酒居知史投手(27)が11日、金武町のブルペンで100球の投げ込みを行った。50球を過ぎ、力が抜けた状態でのフォームを体に覚え込ませることが目的で「狙い通りバテだした後に、力が抜けて良い球がいきだした。良いピッチングができました」と納得の様子だった。

ブルペンでの投球を見守った伊藤投手コーチも「実績もありますし、ボールに力もある。楽しみな選手の1人」と評価。15日の練習試合ヤクルト戦が、楽天での実戦デビューになる見通しで「伊藤コーチからはフォームのことはあまり言われない。投げ方よりは、ピッチングに対する考え方がほとんど。試合でも今やっているように、しっかりストライクゾーンに強い真っすぐを放りきれるところを出せたら」と意気込んだ。