昨季公式戦本塁打なし、長打率2割8分5厘のDeNA大和内野手が、楽天とのオープン戦で、チーム日本人1号となる本塁打と、2本の左翼フェンス直撃の二塁打を放った。“3連発”級の大爆発で「恐怖の9番」として存在感を示した。

5回無死、楽天の193センチ左腕弓削の2球目を完璧に捉えると、打球は右から左へ吹く海風にも乗り、左翼芝生席に飛び込んだ。「シンプルにタイミングを取ることだけを考えていた。結果的にものすごくよかった」と納得の表情だ。

昨季も8番投手、9番大和の布陣を敷いたラミレス監督は「今年もそのパターンはあるね。チャンスに強い大和が9番にいるのはすごくいい」と笑顔。今季は長打もある「9番大和」が、DeNA打線のキーマンとなりそうだ。