日本ハムの「元気印」が試合を決めた。9回2死満塁から、逆転サヨナラの2点適時打を放った杉谷拳士内野手(29)は「高浜やエビちゃん(海老原)が必死につないでくれたチャンス。返すことだけを考えて打席に立ちました。みなさんに勇気と元気を与えられればいいなと思って、1日を過ごしていました」と話した。

だが劇的打にも、ベンチ内のチームメートは動かない「サイレント・トリートメント」。ベンチへ戻りながら祝福を求め、ようやくハイタッチを受けると「“試合さながら”の出迎えだったので満足しています」と、嫌みを言って場を盛り上げることも忘れなかった。