今季からBCリーグに参入する神奈川フューチャードリームスは13日、根本和也捕手(26)と練習生契約を結んだと発表した。

本格的な野球歴は3年。小学2年から野球を始めたが、進学先の中学校に野球部がなかったため、断念。立大時代はソフトテニスで全国大会に出場した。一般企業に入社後、野球をやるため17年夏に退職。硬式のクラブチームや関西独立リーグ・堺シュライクスなどで一から野球を学んだ。

2月に行われたBCリーグのトライアウトに受験したが、即日開催のドラフト会議では指名漏れ。地元神奈川の球団から練習生としてのオファーを快諾した。根本捕手は「野球歴は一番浅いと思いますが、いろいろなことを吸収して、成長していきたいと思いますので応援よろしくお願いします」とコメント。背番号がなく公式戦に出場できないが、はい上がっていく。

BC神奈川には高校大学で野球部未入部の150キロ右腕・杉浦健二郎投手(21)も所属している。選手契約を勝ち取り、異色経歴のバッテリーで独立球界に新たな風を巻き起こす。【湯本勝大】