#開幕を待つファンへ。プロ野球は新型コロナウイルスの影響で、20日に予定されていた開幕が延期に。もし予定通りに開幕を迎えていたら、12球団はどんな陣容で今季初戦に臨んだのか-。予想スタメンとともに、今後の練習試合のポイントを各球団担当が洗い出し。期待をパンパンに膨らませ、球場で声をからす日を迎えたい!

内野陣は変わらず迫力ある顔ぶれで開幕を迎えられていた。右ふくらはぎ痛で出遅れた中村が1軍合流直後の3日、先頭打者初球本塁打で復活をアピール。山川、外崎、源田に正捕手・森を加えた昨季主力がそのまま入る。その半面、有事の内野バックアップが不安材料だったが、新入団スパンジェンバーグの存在で解消。外野を基本線に内野も可能なユーティリティーで、遜色なくカバーできる。

秋山が抜けた外野1枠は、延期された開幕まで延長戦となった。高卒4年目の鈴木と野手転向2年目の川越が激しい争いを繰り広げる。ただ、昨季レギュラーで経験値の高い木村が現時点では1歩リード。鈴木、川越の伸びしろがあるだけに、開幕以降状況次第で出場機会が増える可能性は十分ある。流出のたびに新戦力を輩出してきた球団の育成力が発揮されるときだ。【西武担当・栗田成芳】

【19年】打率.265(1)本塁打174(2)【オープン戦】打率.275(1)本塁打5(9)

( )数字は順位