阪神が7日、チームの活動休止期間を当面の間、継続する方針を示した。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が発令され、本拠地を置く兵庫県が対象となった。

これらを受け、谷本球団副社長兼本部長は活動再開について「4月9日から最短で可能という形ではありましたが、難しいというようには思っています。今日までやってきたことを継続する」と語った。チームは藤浪らの感染を発表した3月27日から活動を休止。当初今月1日までだった期間を「当面の間」に延長して少なくとも8日までとしたが、9日以降も継続される。

これに先立ち、揚塩球団社長、谷本副社長らと矢野監督、平田2軍監督による話し合いが行われた。甲子園や鳴尾浜で時差をつけて練習する方式などを確認したとみられるが、再稼働時期は決まらなかった。今後について、矢野監督も「決められない。いろんな部署に分かれて(施設を)開放するとしても、細心の注意を払いながらやっていくべきと確認して。そういうものは決められていってはいるけれど、いつとかはなかなか決められない」と話した。

また、8日までとしていた球団事務所の臨時休業を当面の間、継続し、さらに阪神甲子園球場の球場事務所も8日から当面は臨時休業することも合わせて発表した。期間中は入場券売り場でのチケット払い戻しも利用できないと案内された。