阪神梅野隆太郎捕手(28)が甲子園での自主練習後、オンライン取材に応じ、選手会長としての心境を明かした。「福留さんもおっしゃっていたように、チームから(感染者が)出てしまったので、真摯(しんし)に受け止めないといけない」。藤浪ら3選手が新型コロナウイルスに感染。15日に謝罪した福留に続き、神妙な面持ちで話した。「これから何で返せるかといったら、自分たちには野球しかない」と力を込めた。

活動休止期間中の3週間は自身の打撃動画だけでなく、自軍投手陣の映像を見ることに時間を割いた。「同じやられ方だけはしたくないのは常に考えている。自分たちがやれることを、準備の段階からやっていくことが大事じゃないかと思った」。例えば開幕投手に内定している西勇。昨季10打数6安打と苦戦した中日ビシエドとの対戦を見ながら、打たれた配球パターンを分析し、対策を探した。家の中でも女房役の心は忘れない。

「ここまで家にいることは今までの人生で正直なかった」。活動休止期間中は、ゴミ捨てや掃除など、家事を手伝う機会も多かった。「家のことでやることって、意外と多い」。家事の難しさや大変さも実感する時間になった。

「チームとして(感染者が)出ているので…。いろいろステップがあると思う。1つ1つ段階を踏んで、(ファンと)一緒に球場で会えるのを楽しみにして、自分たちもそれを目標に頑張っていきたい」。9日には、選手会が賛同したコロナ感染拡大防止の活動基金に寄付。収束を願いながら、まだ見えぬ開幕へ準備を続ける。【磯綾乃】

 

▼昨季、西勇のビシエドへの被打率6割は、10打席以上で対戦した対24打者中ワースト。西勇は昨季の中日戦で3勝1敗、防御率3・67よ好投したが、ビシエドには全4試合で安打を許した。