日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は5月6日までの緊急事態宣言が延長された場合に12球団の活動自粛が延びることを20日、示した。「緊急事態宣言期間は全体練習、練習試合は難しいという認識は12球団で持っている。5月6日から延びると選手の調整は今の状態が続く可能性はある」と説明した。

現状では4月下旬から5月上旬に開幕日を協議する方針は変わらない。開幕は6月以降。だが同宣言が延長されれば開幕決定の時期にも影響することは必至だ。「開幕への調整という点で難しい状況になる」。全球団で全体練習に切り替わっても、一定の調整期間が必要になる。「日数は決めていない。ただ10日後にやるというのは無理だろう。仮に(開幕決定時期が)5月上旬になっても5月末までの開幕は難しい。スパンとしてそのくらいの調整期間が必要というのが12球団の認識」。調整に最低1カ月は要するとみられ、緊急事態宣言解除の見通しが開幕にも影響してくる。