和田と同じく「松坂世代」のソフトバンク平石洋介打撃兼野手総合コーチも21日、甲子園が中止となった球児の気持ちを気遣った。

ペイペイドームでの練習を視察した後にオンライン取材を受け「軽はずみな言葉は口にできない」と球児の胸中を思いやり「3年生にとっては最後の夏を披露する場がない。これまで出会った人、支えてくれた人への思いを込められる機会をつくってあげられないかなと思う」と球児の“最後の夏”実現を祈った。「甲子園はホントに特別な存在です」。自身はPL学園主将として、98年夏の甲子園準々決勝で松坂率いる横浜と延長17回激闘の経験者でもあるだけに、球児の無念さを想像していた。

ペイペイドームではこの日からシート打撃が再開され、東浜らが登板した。「これから実戦モードになっていく。開幕が決まれば、そこに向かってベストな準備をしていきたい」とコーチとして最善を尽くすことを強調した。