中日の大野雄大投手(31)が「開幕ツバメ狩り」へ本格始動する。28日、ナゴヤドームで代表取材に応じ、神宮球場対策も特になく「真っすぐで押していく」と真っ向勝負の意向を明かした。6月19日開幕カードが有力視される敵地でのヤクルト戦に向け、練習試合で試運転を行い、万全の準備で開幕に臨む。

エースの開幕ロードがクッキリと浮かび上がった。まず29日に予定される紅白戦に登板。その後は6月2日から始まる練習試合のヤクルト3連戦(神宮)で予行演習するプランだ。

本人は登板予定を明かすことはなかった。それでも「マウンドの印象は好きでも嫌いでもない。球場が狭い分、慎重にいくところはより慎重に、というところはあると思いますが、ピッチング自体が変わることはないです」と力強く言い切った。

神宮での試運転後は12日のDeNA戦(ナゴヤドーム)を経て、中6日で本番に挑むことが濃厚だ。開幕を待ちわびた左腕の歩む道がはっきり見えてきた。