阪神、西武で活躍した野球評論家の田淵幸一氏(73)が14日、YouTube「生島企画室チャンネル」に登場して、西武時代の監督だった広岡達朗氏(88)についてフリーアナウンサー生島ヒロシ(69)を相手に熱く語った。

広岡氏は82年に西武ライオンズの監督に就任すると、前年まで低迷していた西武を2年連続でリーグ優勝、日本一に導いた。生島に「広岡監督の帝王学」について尋ねられると、田淵氏は「大監督になっている人の考えは、みんな同じ。アメとムチ。広岡さんはアメはなかったけどね」と振り返った。

田淵氏は「広岡さんがやって来て指針を話したんですが『ここには最高の選手がいる。走れない、守れない選手がいる。それが最高でいいのか』って話した。誰のことかと思っていたら、みんなが僕のことを指さしていた」と笑った。そして「優勝して胴上げで3回上げて、4回目で落としてやろうと、選手と監督の闘いが始まって優勝した」。

広岡監督のもとでプロ野球人生初のリーグ優勝、日本一を達成できたことに「自分なんかは、おだててもらうよりもクソミソに言われた方がよかった」と話した。