巨人が、2週連続で中日大野雄に9回1得点で完投負けを喫した。

左腕攻略に向け、試合前時点で対左の打率3割超えの石川、北村をスタメンに起用。右打者7人を並べたが、丸のソロアーチのみの2安打10三振と沈黙した。原監督は「我々の策の甘さというのがあるのかもしれませんね。コーチがどういう指示、正しい指示を出していたのかというところをコーチに問いたいね」と厳しかった。

守備のミスにも苦言を呈した。同点の5回無死一塁で、右翼手・石川が右前打で三塁へ向かった一走を刺そうとダイレクト送球。打者走者の二進も許して二、三塁とし、京田、木下拓に連続適時打を浴びた。原監督は「1人でいけると思ったとしても『カットだ』と。これはもう『焼きゴテつけてやっとけ』というふうに言った」と注意した。大野雄とは28日からの3連戦でも対戦が予想され「やられたらやり返す! それがプロ野球だから」と“倍返し”を誓った。