広島堂林翔太内野手(29)が12年以来の2桁本塁打となる10号ソロを放った。

3点を追う5回1死。堂林はDeNA先発ピープルズの高めに浮いた118キロのナックルカーブを豪快に振り抜いた。左翼方向へ高々と舞い上がった白球は、左翼ポール際のスタンドに着弾。「キャンプから肩口からの変化球を打てていない課題があった中で、いい反応で打つことができました。自分の中でも大きな1本になりました」。取り組んできた形で、節目のアーチを描いた。

2試合連続本塁打&2試合連続複数安打と復調気配も、チームは引き分けを挟み3連敗となった。8年ぶりの2桁本塁打にも「数字に関しては今年、目標を立てていない。とにかく目の前の打席に集中するだけです」と表情を変えない。「とにかくチームが勝てるように、みんなで頑張るだけです」。明日21日から今季最大10ゲーム差に広がった首位巨人に挑む。