オリックスは20日、成績不振のため西村徳文監督(60)が辞任すると発表した。西武9回戦(京セラドーム大阪)で4連敗を喫した後、球団が辞任を要請して西村監督は受諾し、事実上の解任となった。チームは借金17、首位と12ゲーム差の最下位に低迷している。中嶋聡2軍監督(51)が監督代行を務める。残り67試合で巻き返しを図るとともに、中長期ビジョンでのチーム再建に着手する。
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近年のオリックスは大石大二郎氏、森脇浩司氏、福良淳一氏、西村氏ら1軍ヘッドコーチ格を監督代行に昇格させてきたが、2軍の中嶋監督を代行に抜てきした。よほどのアクシデントがない限り、来季も1軍指揮を任せるとみられる。期待の大きさが見てとれる。
日本ハムでバッテリー兼作戦コーチを務め、指導者として将来を嘱望されていた。中嶋氏が18年オフにオリックスに復帰したのは、日本ハムでヘッドコーチなどを歴任した福良GMとの縁も決め手。長期低迷する古巣再建に向け、中嶋氏には2軍強化への強いこだわりがあった。現在はウエスタン・リーグで首位を争っている
この日の会見で福良GMは「育成と勝利は一番難しいところですけどね。そこもうまくできていると思います」と手腕を評価。1軍は日本代表クラスの山岡、山本、吉田正に加え、中川、太田、田嶋ら次代を担う若手が出てきたが、個々の力をうまく機能させられずにいる。フロントが感じていた物足りなさをカバーできる存在こそ、中嶋氏。毎年のように監督人事を巡るストーブリーグを繰り返してきたが、腰を据えて中嶋体制にチームを委ねる可能性は高い。



