阪神先発の高橋遥人投手(24)が7回3安打1失点、114球の熱投で試合を作った。

昨季は5度の対戦で1勝2敗だったヤクルトとの今季初対戦。初回、2番山崎に安打を許すが、後続を断つと圧倒的な投球を披露。伸びのある直球を主体にツバメ打線を封じ、6回まで1安打投球。試練は1点リードの7回。2死から4番村上に二塁打を打たれ、四球で2死一、二塁。この日の104球目を6番エスコバーに右前に運ばれ同点を許した。しかし、3年目左腕は崩れなかった。四球で2死満塁とピンチは拡大したが、代打青木を遊ゴロに斬った。マウンドを降りる際には「ヨシッ!」と小さくほえた。

「試合は作ることができたと思いますが粘ることができず悔しいですし、野手の方の守備にも助けられていたので抑えたかったです。後はチームが勝てるように、一生懸命応援します」

打線の援護に恵まれず今季3勝目とはならなかったが、堂々の投球。これで4試合29イニングで失点3、防御率0・93と抜群の安定感を見せている。