西武内海哲也投手(38)が痛みを押し殺し、気迫でマウンドに戻った。

大量8点リードから4点差に迫られた4回1死二塁。福田の打球を左膝付近に直撃した。マウンドで膝を突き苦悶(くもん)の表情で浮かべた。トレーナーと西口投手コーチに引き連れられ、一度はベンチ裏に引き揚げるも、応急処置を施し、再びマウンドへ舞い戻った。

なお1死一、三塁のピンチで佐野に127キロフォークを振らせて3球三振。続く吉田正を137キロ直球で二直に抑えて、切り抜けた。頼もしい山賊打線から2回までに9点の援護を受けた。勝ち投手まであと1イニングとしたが、4回8安打4失点、64球で降板。2番手として十亀がマウンドに上がった。