オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が5回に左中間への適時二塁打を放ち、日米通算2000安打を達成した。

「しっかりと振って捉えることができたから、ヒットになってくれると思っていたよ。最高の気分の中で走っていたけど、タイムリーの場面だったから、正尚がかえってこれるか少し気になっていたね(笑い)」

8点リードの5回2死一塁、西武武隈の5球目、137キロ直球を捉えた。打球は左中間を割り、一塁走者の吉田正は本塁生還。ジョーンズは二塁ベース上で笑顔を見せた。

「ここまでMLBで13年間、日本で1年間、高いレベルの中で大きなケガもなく、健康でやってこれたことに感謝したいし、2000安打を達成することができてよかった。この喜びを家族と分かち合えることにも感謝したいと思う。こうして成功できたのも、ここまで携わってくれたチームメートや監督、コーチ、トレーナーやスタッフ、自分に関わってくれたすべての人達のおかげだと思っているし、感謝したいね」

二塁ベース上でチームメートの宗から記念ボードを受け取ると、場内から拍手が起きた。ジョーンズはヘルメットを取り、ファンにペコリと礼をした。

記念のボードを宗に返す際は、左足でグイッと宗を蹴り上げて、ファンをわかせた。

ジョーンズは日本で61本目のヒット。メジャーで1939本のヒットを積み重ねていた。