政府が大規模イベントの入場者数緩和の方針を決めたことを受け、甲子園球場を本拠地とする阪神も準備を進める。清水奨常務取締役は12日、取材に応じ、「政府やNPBの方針を基に、現在チケットの発売に向けて準備を進めています」と説明した。

政府は11日の新型コロナウイルス感染症対策分科会で協議し、19日から5000人の上限を撤廃し、収容人数の50%まで可能とする方針を決定。この日、NPBの実行委員会でも、政府の方針に従って入場者数の緩和が決まった。

球団はすでに19日以降の9月開催の5試合分を販売開始しているが、1試合あたり約5000席を追加する予定で、「現在空席としている一、三塁アルプスと、内外野エリアの一部未販売区画の席を中心に追加発売する方向」(同常務)。入退場時の密回避の体制準備なども各所と連携して進める。