今季限りでの現役引退を評した楽天渡辺直人内野手兼1軍打撃コーチ(39)へチームメートが惜しむ声を上げた。以下、球団を通じた各選手、コーチのコメント。

久保(同年代の松坂世代)「寂しいですね。大学時代から何度も対戦してましたから。本当にしつこくて嫌なバッターでしたよ。チームメートになってみて、周りの人への心遣い、どのような時でもみんなを笑顔にできる少年のような無邪気さ、誰に対しても本気でぶつかっていける心の強さ、何よりも野球に対する熱くて真っすぐ思い。人として野球人として心から尊敬してます。優勝して花道を飾ってあげられるように全力を尽くしたいです」

 

藤田「直人さんと横浜、楽天と2つの球団でプレーできたというのは僕にとってすごい財産ですし、野球人として、また野球以外でも尊敬できる先輩です。ダメなものはダメと叱ってくれる人なので、僕も成長することができましたし、直人さんの言動でチームが助けられているのですごく感謝しています。直人さんは優勝したいとずっと言ってますし、僕も優勝したいので、直人さんのためにもみんなで優勝したいです」

 

鉄平打撃コーチ(現役時代は自主トレをともにし、渡辺直の横浜へトレード時は涙)「僕自身、いろいろなことを教わりましたし、周りの人もそうですけど、本当に野球だけではなく、あらゆることを教えてくれた人であり、先輩であり、親友のような存在です。選手としては一区切りですけど、まだまだ野球人としてももちろんですし、人生としてもこれからだと思うので、この先もずっと手助けにしたいと思っているし、何かあったら相談したいし、これからもよろしくお願いしますという気持ちです。本当にお疲れさまでした」

 

岸「西武の時から8年間、いろいろなことがありました。公私ともにいろいろお世話になって、いろいろ相談にも乗ってくれて、心の支えになる兄貴みたいな存在でした。直人さん、本当にお疲れさまでした」

 

銀次「兄貴的存在というか、野球はもちろんですけど、人に対する接し方とかそういう生活面のこともいろいろと教えてもらいました。直人さんは、誰がどう見てもお手本になる選手だと思います。一緒に野球をできたことはすごくうれしいし、すごく勉強になりました。練習姿勢もそうですし、この歳になっても試合が終わって室内に行くと自分の練習をしているし、何歳になっても野球がうまくなりたいというのが伝わってきました。お疲れさまでしたですけど、まだまだこれから直人さんの伝えたいこと、直人さんの野球というものをたくさんの人に教えていってほしいです」

 

岡島「直人さんは、プレーヤーとしてもそうですけど、一人の人間として尊敬できる、目標にできる人です。自分も本当にかわいがってもらったし、野球の勉強もたくさんさせてもらったので、これからもいろいろと勉強したいと思います。お疲れさまでした」

 

浅村「本当に現役生活お疲れさまでした。まだ最後ではないし、まだ一緒に戦えるゲームもいっぱいあるので、最後まで直人さんのためにやりたいです。直人さんとはいろいろな思い出があるので寂しいですけど、自分も一緒に最後までできる喜びを感じながらやりたいです」