左肩手術を受けてリハビリ中の中日エンニー・ロメロ投手(29)の今季中の戦線復帰が絶望的になったことが14日、分かった。

2月末に左肩の炎症と診断され、3月に米国で左肩関節のクリーニング手術を受けた。最短8月の戦列復帰を目指して母国ドミニカ共和国でリハビリを行ってきたが、球団関係者は「キャッチボールは始めている。ただ、再来日しても2週間は隔離される」とし、今季中の復帰について「無理だろう」と見通しを明かした。現時点で投球練習を再開していない。

ロメロは仮に10月上旬に再来日しても、新型コロナウイルスの影響で入国後14日間の自主隔離が必要で、調整期間などを踏まえると11月上旬で終えるシーズン中の1軍復帰は厳しい。来日1年目の昨季は大野雄大投手と並ぶ8勝をマークし、今季もローテ入りを期待されていた。